24 2月 2017 - 05:46
「イエメン人7百万人以上が食料を確保できない」

国連人道調整官が、イエメンの人道状況が悪化したことについて警告を発するとともに、サウジアラビアがイエメン人の問題を拡大させる元凶だとしました。

アルアーラムチャンネルによりますと、イエメン駐在のマックゴールドリック国連人道調整官は22日水曜、サウジアラビアによる攻撃や包囲の継続のため、イエメン人700万人以上が必要な食糧を確保できていない」と語りました。

サウジアラビアは、アメリカなど一部の西側諸国やアラブ諸国の支援を得て、イエメンのハーディー元大統領を政権に復帰させる目的で、2015年3月からイエメンを全面的に攻撃、包囲しています。

このサウジの侵略により、イエメン人1万1000人以上が死亡、数万人が負傷したほか、同国の多くのインフラが破壊されています。この攻撃により、アラブ圏の最貧国であるイエメンでは医薬品や食料品の深刻な不足に直面しており、各種の病気が蔓延しています。

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